🎯 概要
運行カテゴリでは、配線・設備が完成したマップに「いつ、どんな種別の列車を、どこから走らせるか」を定義します。 シナリオを選択しているときだけ有効です。
3 つの編集対象
| 項目 | 役割 |
|---|---|
| 経路グループ (PathGroup) | 列車の走行ルートを定義する「テンプレート」。出現場所、進路の連なり、駅停車を時系列で記述する |
| 列車一覧 (TrainList) | 実際の列車を 1 行ずつ並べたもの。各列車に「列車番号」「列車形式」「どの経路グループに乗るか」を指定する |
| ダイヤ図 (DiagramRow) | ダイヤグラム上の縦軸に並ぶ行(駅番線・マップ端)の定義 |
編集の流れ
- 必要に応じてダイヤ行を整える(駅番線とマップ端がダイヤグラムの縦軸として並ぶ)
- 経路グループを必要なルートぶん作る(例: 朝の上り 1 番線進入用、夜の引上線折返し用、など)
- 列車一覧に列車を 1 行ずつ追加し、経路グループ・列車形式・列車番号を指定する
- 保存してプレビューで動作確認する
🛤 経路グループ
経路グループは列車のルート定義です。 「ここから出現して、この進路を通って、この駅に停車して、この進路を通って、ここで消える」を時系列に記述します。
編集場所
左サイドバーの運行カテゴリ → 経路グループから開きます。
経路グループの主な項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 経路グループ ID | 内部参照用の名前(例: down_local_morning) |
| 進行方向 | 列車の進む向き(Right / Left ボタンで選択)。同じ経路グループを使う列車はすべてこの方向で走る |
| 出現 TC | 列車がスポーンする軌道回路(「TC を選ぶ」ボタン → マップ上で軌道回路をクリック) |
| 出現オフセット秒 | シナリオ開始時刻からの相対秒数。空にすると Connection(折り返し受け継ぎ)扱いとなり、前の運用から自動で受け継がれる |
| 発車標方面 | この経路グループの列車を発車標のどの方面に表示するかをボタン選択(自動 / 方面マスタ / 出さない) |
ステップ(PathStep)の組み立て
経路グループは ステップの連なりで定義します。1 ステップは「次にどの進路を通るか」または「どの駅で停車するか」のどちらかです。
| ステップ種類 | 役割 |
|---|---|
| 進路ステップ (route) | 指定した進路を通って次の地点へ進む |
| 駅停車ステップ (station) | 指定した駅で停車・客扱い。停車時間・発車時刻は別途指定 |
ステップは sequence 順に並びます。出現 → 進路 → 駅停車 → 進路 → 駅停車 → ... → 進路(終端へ)という流れを記述します。
発車標方面の選択(ボタン式)
発車標方面の入力はボタン選択で行います(テキスト入力ではありません)。 方面マスタに登録した選択肢と、「自動」「発車標に出さない」が並びます。
🚆 列車一覧
列車一覧は実際の列車を 1 行ずつ並べたものです。 経路グループが「ルートのテンプレート」だとすれば、列車一覧は「そのテンプレートに沿って何時に走らせる、列車番号 1234 の列車」のような具体的なインスタンスです。
編集場所
左サイドバーの運行カテゴリ → 列車一覧から開きます。
列車一覧の主な項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 列車番号 | 列車を識別する番号(例: 1001) |
| 列車形式 | 列車形式マスタから選ぶ(ニックネームで表示) |
| 列車種別 | 列車種別マスタから選ぶ(例: 普通, 急行) |
| 経路グループ | 経路グループマスタから選ぶ(例: down_local_morning) |
| 到着時刻 / 通過時刻 | 最初の停車駅への到着時刻(HH:MM:SS)。経路グループのステップがすべて通過なら「通過時刻」になる |
| 発車時刻 | 最初の停車駅からの発車時刻(HH:MM:SS)。通過列車の場合は入力欄が隠れる |
| 次の運用 | 折り返し列車にする場合、次に乗り継ぐ列車番号を指定(◀▶ ボタンで候補巡回) |
コピー機能
既存の列車をベースに新規列車を作るときはコピーボタンが便利です。 列車番号と出現時刻だけ変えれば、同じルート・同じ形式の列車を量産できます。
折り返し列車の指定
次の運用欄に別の列車番号を指定すると、その列車が今の列車の続きとして同じ車両で運行されます(折り返し運用)。 次の運用側の列車は「出現 TC」「出現時刻」を持たず、前の列車が終端駅に着いた時点で受け継がれます。
📈 ダイヤ行
ダイヤ行 (DiagramRows) はダイヤグラム(時刻 × 位置のグラフ)の縦軸に並ぶ行の定義です。 駅・番線・引上線・終端などを並べる順序や表示名をここで決めます。
編集場所
左サイドバーの運行カテゴリ → ダイヤ図から開きます。
主な項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 種別 | 駅番線(特定の駅・番線に紐づく行)か マップ端(駅から伸びる筋の終着点)のどちらかをボタンで選ぶ |
| 対象駅・対象番線 | 「駅番線」種別の場合に指定(駅マスタ・番線マスタから選択)。表示名はここから自動生成される |
| 表示名 | ダイヤ図の左ラベル。「駅番線」種別では対象駅と番線から自動生成。「マップ端」種別では任意の表示名を入力 |
| 軌道回路 | この行に紐づく軌道回路(複数可)。マップ上で左クリックして追加・削除 |
| 並び順 | ダイヤ図で上から下に並ぶ順序。一覧画面の ▲▼ ボタンで並び替え |
軌道回路との紐づけ
ダイヤ行は軌道回路と紐づきます。 列車がその軌道回路を通過する時刻が、ダイヤ図上のその行の線として描かれます。 紐づけ忘れがあるとダイヤ図に列車線が出なくなるため、保存時の検証メッセージを確認してください。
💡 運用のコツ
少しずつプレビュー
一気にダイヤを組み終わってからプレビューするより、列車を 1〜2 本追加するたびにプレビューで動作確認するほうがバグを見つけやすいです。 出現 TC の方向ミス、経路グループのステップ順序の入れ違いなどは、走らせてみるとすぐ気づけます。
列車番号は方向で揃える
上り列車は偶数、下り列車は奇数、のように番号付けルールを決めておくと、列車一覧が読みやすくなります(実際の鉄道の慣習)。
ダイヤグラムビューで全体を俯瞰
プレビュー実行中に F1 でダイヤグラムビューを開けば、自作ダイヤがどう走るか時刻 × 駅で俯瞰できます。 使い方は ダイヤグラムビューガイド を参照してください。