🎯 概要
配線カテゴリでは、線路と駅を描きます。軌道回路で線路を引き、分岐器でつなぎ、駅とホームを置きます。 駅編集の中では番線マスタと方面マスタも整備します。
左サイドバーの配線カテゴリにある子モードは次のとおりです。
- 軌道回路 — 線路の 1 区間を 1 本ずつ敷く
- 分岐器 — 軌道回路同士をつなぐ分岐点
- 一括編集 — 範囲選択した軌道回路のプロパティをまとめて書き換え
- 駅 — 駅エリアの定義 + 番線マスタ + 方面マスタ
- ホーム — プラットホーム(番線)の矩形を描く
nextTrack*・nextSwitch*)は座標から自動算出されます。
手動で接続関係を指定する必要はなく、配置すれば保存時に正しい隣接情報が生成されます。
🟦 軌道回路
軌道回路はレールの 1 区間に相当する論理的な単位です。進路は軌道回路を連ねたものとして表現され、列車はこの単位で在線管理されます。
敷設の基本
軌道回路モードに入り、ワークスペース上でクリックすると始点 → 終点の順で 1 本の軌道回路が作られます。
軌道回路には自動で TC_0001 のような ID が振られます。
制約:完全垂直の禁止
軌道回路の制限速度
軌道回路ごとに制限速度(km/h)を設定できます。何も指定しなければマップ全体の既定値(通常 100 km/h)が使われます。 分岐器を含む区間や駅進入区間では遅めの値を入れると現実的な走行ができます。
↔ 分岐器
分岐器は 1 つの軌道回路から 2 つの軌道回路へ分かれる、または 2 つから 1 つへ合流する点です。 ポイント切替により列車がどちらの軌道回路へ進むかが決まります。
配置方法
分岐器モードでは、軌道回路の端点(座標)を共有する形で軌道回路同士をつなぎ、分岐器として登録します。 既存軌道回路の端点をクリックすると、その座標に新しい軌道回路の端点を生やせます。 軌道回路の中央付近をクリックすると、その軌道回路を「この分岐器に属する」として登録できます。
分岐器の種類
| 種類 | 説明 |
|---|---|
| 片開き分岐器 | 1 本の軌道回路から 2 方向に分かれる(または合流する)標準形。直進方向を「定位」、分岐方向を「反位」と呼ぶ |
| 両渡り分岐器 | 2 本の本線をクロス状に接続する。4 本の軌道回路を組み合わせて登録する |
定位と反位
進路を開通させるとき、エディタが自動的に必要な向きを判定するため、てこ操作との関係をユーザーが意識する必要はありません。
分岐器ごとに自動で ID(例: SW_001)が振られます。
📦 一括編集
一括編集モードは、複数の軌道回路を範囲選択して長さ(m)と制限速度(km/h)をまとめて書き換えるためのものです。それぞれ適用するかどうかをトグルで選べます。
駅進入区間の制限速度をまとめて 35 km/h にしたい、というようなときに便利です。
🏢 駅
駅はマップ上の地理的な拠点で、その配下にホーム・軌道回路がぶら下がります。
駅の追加
- 駅モードに入る
- ワークスペースに駅を表す矩形(駅エリア)を描く
- 右側のサイドバーで駅名(例:
富津)を入力(駅 ID は自動採番されます) - 登録ボタンを押してエディタの編集状態に反映 → 最後に Ctrl+S で保存
駅編集モードのサイドバーには、駅本体の設定に加えて番線マスタと方面マスタのセクションがあります。 次節以降で説明します。
🔢 番線マスタ
番線マスタは、駅に属する軌道回路ごとに番線番号(1・2・… の整数)を割り当てる定義です。 駅編集モードに入り、選択中の駅に属する各軌道回路に対して、+/- ボタンまたは数字入力で番線番号を設定します。
番線マスタを整備しておくと、ホーム編集や出発ボタン(番線モード)の番線選択でこの番線番号が参照され、表記揺れを防げます。
🧭 方面マスタ
方面マスタは、発車標のフィルタ(「○○方面」の切替)に使う、駅ごとの方面定義です。 例えば富津駅なら「木更津・千葉方面」「館山方面」のような方面を 2 つほど定義します。
編集場所
駅編集モードのサイドバー内に方面マスタセクションがあります。 駅を選択した状態でセクションを開き、その駅の方面を 1 つずつ追加します。
主な項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 方面 ID | 内部参照用の識別子(例: 1, 2, kisarazu) |
| 表示名 | 発車標に出る方面名(例: 木更津・千葉方面) |
| 並び順 | 方面ドロップダウンの並び順 |
🚉 ホーム
ホームは駅の中で列車が停車する番線を視覚的に表す矩形です。
ホームの追加
- ホームモードに入る
- 軌道回路の上にホームの矩形(4 つの角)を描く
- 右側サイドバーでどの駅に属するかを選ぶ
- 上辺・下辺それぞれに番線番号(数字)を入力する(+/- ボタンまたは直接入力。
1番線のように保存される。空にした辺はラベル非表示) - 登録ボタンで反映、最後に Ctrl+S